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薪の入手方法・作り方

日本国内での主たる燃料は薪です。暖炉・薪ストーブで「薪」といわれると、一応は樹木をさしますが、もう少し詳しく「薪」について述べますと、樹木には大きく分けて、針葉樹と広葉樹があります。どちらかといえば薪として適している広葉樹です。ナラ・ブナ・クヌギといった秋に紅葉する樹木です。スギ・マツ・カラマツなどの針葉樹は、木質が軟らかくすぐに燃え尽きてしまいます。しかし昨今の木材の需要を考えると、そのいずれかでなければならないということはありません。

最近はアウトドアブームやインターネットの普及もあって、かなりの燃料店やDIYショップ、都心のデパート、ネット販売店等でも薪を扱うところが増えています。だいたい一束あたり500~800円位で販売しています。地方の森林組合等では、引取りに行けば一束を300~350円位で売ってくれます。

薪を自分でつくるというのも暖炉・薪ストーブライフの楽しみ方の一つで、伐採から薪割・乾燥・保存までやってしまう方も多くおられます。伐採した木を丸太の状態で自宅の庭先まで運んでもらうのですが、営林署や森林組合に頼めば、間伐材を無料でもらえることもあるでしょう。ただし、運搬費用は自費になるので、家族や友人と丸太収集のツアーを組むのも一考です。太さ30センチメートル前後の丸太を4tトラックに積み上げると、1シーズンか2シーズン分位に相当する燃料になります。暖炉・薪ストーブの燃焼室の大きさに合せて丸太を切断(玉切り)しますが、チェンソーを使用する場合はくれぐれも怪我のないようプロテクター等を装着して下さい。長さ30~40センチメートル位に切りそろえた薪は、乾燥工程に入る前に割ってしまいます。木質が軟らかいうちに割ってしまうのが楽です。薪を割るには油圧を利用したエンジン付きの機械もありますが、斧を使うのが一般的で、薪割りで汗を流すのもまた楽しみの一つです。こうして丸太は燃料としての最終形状になり、薪の乾燥工程を経て暖炉・薪ストーブにくべられるのです。

玉切りした丸太の状態よりも割った薪の方が乾燥期間も短く均一に乾燥します。伐採したばかりの木は水分をたっぷり含んでおり含水率は生材で35~60%位あります。このまま燃焼させると水分を蒸発させるために極めて熱効率が悪く、またクレオソートが大量に発生して煙突や暖炉・薪ストーブに悪影響を与えます。薪の含水率は低い方が良いので、日当たりの良い場所に井桁状に積み上げ、通風を良くして2年以上自然乾燥させます。そうすると含水率は気乾材15~20%になり落ち着きます。諸外国では、薪のことを「シーズンドウッド(乾燥された木)」と呼んでいます。

今シーズン使う薪は前年のうちに調達し、乾燥保存しておくことが大切です。余談になりますが、リンゴや梨の果樹園の剪定枝は、甘い香りがして暖炉・薪ストーブライフに色をそえてくれるでしょう。
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